北海道日本ロシア協会

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サハリンに第48回平和の船を派遣
平和への願いを新たに。ホルムスクコース

 もともとは旧樺太出身者による墓参を契機に開始された「サハリン平和の船」は、それにとどまらず、文化、芸術、スホーツ、姉妹都市、青少年など多方面の交流の場として発展してきました。
 しかし、様々な要因からここ数年参加者が激減しており、今年は過去最低の30名の参加にとどまりました。今年のコースはユジノサハリンスク自由プラン、真岡(ホルムスク)コース、自由プラン+オプショナルコース、ふるさと訪問の4コースが設定されました。
 参加者は8月26日稚内港を出発、5時間30分のフェリーの旅を得てコルサコフ港に到着、宿舎であるユジノサハリンスクガガーリンホテルに移動しました。
 翌27日は全員がバスで駅前公園レーニン像、郷土博物館、勝利広場などを市内見学、28〜29日はそれぞれのコースに分かれて行動しました。
 今年は情報労連労組設立50周年に当たり、真岡コースに15名が参加しましたが、このコースに九人の乙女の一人である沢田キミさんのご遺族2名も参加されました。
 このコースは1945年の終戦前後、ソ連の参戦によりサハリン(当事の樺太)で地上戦が行なわれ、多くの民間人が犠牲となり、さらに最後まで電話交換手としての職責を守り続けた「九人の乙女」の史実を踏まえ、平和への願いを新たにすることを目的としたものです。コースに参加した林みちよさんは「68年前に亡くなられた「九人の乙女」の遺族の方とともに旧真岡郵便局跡で献花・黙祷を捧げることができました。神社跡や旧王子製紙跡など、今も現地に残る日本の面影に戦争の悲しさと平和の大切さを痛感しました」と語っていました。
 コース別の旅行を終え、29日午後5時からは全員が参加し日本人墓地で死没者慰霊祭を開催、この地に眠る方々に想いを馳せました。この後、6時からはサハリン日本協会のニコライ。ゾートフ会長などの来賓を招待しお別れ夕食会が開催されました。
 8月30日午後、様々な思い出と貴重な体験を抱えて、参加者全員は元気で帰国、今年の平和の船の事業もつつがなく終了しました。


ホルムスク訪問団
ホルムスク訪問団

ホルムスク市内
ホルムスク市内

日本人墓地で慰霊祭
日本人墓地で慰霊祭